2012年1月16日月曜日




2012年1月14~15日/スノーカイトキャンプ
今年は白樺湖周辺の積雪が少なく、なかなか霧ヶ峰が満足のいく積雪量にならない。13日に所用にて出かけた菅平も、まだ例年よりも雪が薄く、ところどころ地面が見えるところもあるくらい。というわけで、この冬三度目のスノーカイトキャンプも最もコンディションの確実な美ヶ原での開催となった。
14日は風こそ朝のうちは弱かったものの、雪面は閉まった根雪の上にふんわりと乾燥したパウダースノーが30cmくらい乗った絶好のコンディション。まだ風は少々弱めながらみんなカイトを準備すると次々に飛び出して、思い思いに雪面にトラックを刻んでいく。今日は講習生が一人、それも夏場に海で練習した事がある人で、組み合わせはスキー、あっという間に一人で滑れるようになってくれたのを良いことに、僕もそそくさとフレンジー13.0をセットしてまだ誰も滑っていない雪面を狙って飛び出した。風が弱いとは言え13でしっかり速度をかけるとかなり快適にパウダーの雪面をボードが走っていく、間違い無く今季最高のコンディション。あっという間に雪面はトラックだらけになっていった。昼過ぎには風も5~6mまで上がり、皆思い思いの課題にチャレンジ。僕も久しぶりにクラッシュして雪まみれになりながら、久しぶりに思う存分ライディングを楽しめた。
 明くる15日は朝から南西4〜6m。日曜日帰り組5名が加わり、フィールドには一斉に14機のカイトが舞う壮観な眺めとなった。今回は珍しく講習生も含め、全員ちゃんと自力で出たところまで戻れるメンバーが揃ってくれたので、僕はGo-proのラインマウントで画像撮り、一通り撮影した後にキッカーを作ってフォトセッション。土日とも充実の週末でした。

2012年1月15日日曜日

さて、気になるフレンジー13.0の強風側の性能ですが、これって最初にテストする時はとてもドキドキするもの。なにせ、2〜3mの風でがっつりパワフルに引っ張ってくれるカイトを7㎡とか6㎡がすいすい走っている時にあげるわけだからちょっと最初は不安を覚える。この日は昼頃ピークでは、普通にカタリスト6がジャストで走れるくらいの(おそらく10m/sくらい)風が吹き込んでいたものが、午後遅くになって少し落ちてきたくらいでのトライ。びびって、フロントライン・トリマーを全引きにしてサポートしてもらいながらエッジからそろそろとカイトを上げてみると…あれ? なんともない? そう、デパワーしていると別にどうってこと無いのだ。走り始めても、そりゃかなりパワフルだけど、決してオーバーという感じじゃない。少しづつトリマーを戻して最後はフルパワーにしたけど、それでも問題無し。というかかえって調子が良い。これにはちょいと驚きました。戻ってほかの仲間に大丈夫だから乗ってみろと勧めても、みんなにわかには信じない様子。半信半疑ながら、一人が乗って問題無く帰ってくると、みんな入れ替わり立ち替わり試してみたが、オーバーを訴えるものは居なかった。うーん、これ、スノーカイト版ゼファーみたいなカイトです。でも、面白いのはカイトを振り上げた時のリフトは横方向のトラクションに比べて、がつんと太くパワフルで、エアーの滞空時間が恐ろしく長い。なるほど、シャスタがよくやるえらい滞空時間の長いエアーの秘密はこれか! という感じでした。
改造コントロール・バー
2012フレンジーの5ラインセーフティーも良いけど。実は従来のプライマリー・セキュリティにも依然魅力がある。そこで、両方が稼働する改造バーを作ってみた。要は昨年のバーに5ラインを加えただけなのだが、こうすれば、プライマリー・セキュリティ、5thラインセーフティーの二段階の安全装置が手に入る。フロントにY字状のラインを使う純正ラインに対して、この改造バーは普通に4+1ライン。なぜかというと、Go-proをラインマウントで手近な位置に固定するため。その成果は次の書き込みにてご紹介いたします!

2012年1月10日火曜日

オゾン・フレンジー13.0インプレ



先日ようやくフレンジー13.0に乗ることができたので、インプレなど…

フレンジー13.0
これまで大きなサイズはマンタの12を使うのが相場だったのだけど、今年からマンタはラインナップから姿を消してしまったので、今季はフレンジー13.0を使う事にした。
新しいセキュリティ・システム
フレンジー2012は2001年のデビュー以来、伝統的に採用されてきたフロントラインを一時的に伸ばしてカイトを失速させて下ろすプライマリー・セキュリティ・システムを止めて、カイトの中央部分を5thラインで引っ張る新しいセキュリティ・システムを採用している。これには世界中のインポーターの間でも賛否両論入り乱れたようなのだが、僕はまぁ賛成。フロントライン・トリマーのすぐ下にあるノブを引くことでフロントラインを伸ばし、カイトを失速させる従来のシステムは、作動のイージーさ、シンプルなライン・レイアウト、再離陸の容易さなど数々の良い点があるのだけど、本当に強風になってしまった時などは作動させた後でも結構なパワーで引っ張られる。一回地面に降りた後でも下手に裏に風を孕んでしまうと、また空中に舞い上がったり(パワーアップはしませんが…)して、なかなか落ち着かない。さらに、そこからカイトを回収するのがちと大変。2010年モデルまでは、タイミング良くバックラインの片方をたぐってやる事で、完全にパワーオフさせる事が出来たのだけど、2011年モデルからは、左右のブライダルの間隔を一定に保つラインが加わってしまったために、同じ事をするとカイトが回り出してしまう。それでは、山頂まで登って、強風の中、カイトを降ろす時は、さて、どうしたものか? と考えていたところの、今回のモデル・チェンジだったのだ。 さて、肝心の新しいシステムだが、これはカイトの中央部分に取り付けられた5thラインを残して、バーをリリースすると、カイトは中央を引っ張られた”さばおり”状態になって落ちるというもの。もちろん風を受けてカイトは多少引っ張るが、まったく問題無いレベル。アクセス6で10mオーバーのブローの中で試した時には、ライン一本を手袋をした手でたぐろうとするとぎりぎり滑ってしまうくらいのトラクションだった。さて、冒頭長々とセキュリティの話題に振ったのには訳がある。なぜなら、大きいカイトを使う場合の心理的な障壁として、風が強くなった時はどうしよう? という不安が常につきまとうからだ。その点、この新しいセキュリティシステムとビッグサイズの組み合わせは実に良い。
微風性能
まず、ビッグサイズが真っ先に問われる微風性能を試してみた。風は地表ではほとんど感じるか感じられないかぐらいの微風。同じ環境でゼファーを揚げると、常に振っていないと落ちてしまうし、わずかでも風が息をつくと失速してしまう。もちろん落ちてしまったら、どうがんばってもリランチはおぼつかない。地表で1〜2m、上空20m近辺でも風速1〜3mというところだろう。さすがに最初にカイトに空気を入れるところは普段よりもコツがいる。しかし、慎重にフロントラインをポンピングしてあげると、次第にエアインテークから空気が入り、カイトが起き上がってくる。わずかに入ったブローにタイミングを合わせてフロントラインを引くと、フレンジーは実にあっけなくランチングした。
この状況ではさすがに真上まで持ってきて静止させると、ちょっとしたきっかけでカイトが落ちてしまう。それでもちょっとの間ならばこの風でも頭上でじっとしていてくれるのは、ラムエアーのビッグサイズならではだ。ボードをはいて、カイトを振り下ろすと、折からの堅め雪面の助けもあって実にあっけなくするすると滑り出す。カイトを振り振り加速すると進行風がかかって、ぐっとパワーを増し、アップウインドし始める。カイトを失速させないよう少し気を配る必要はあるが、インフレータブルの中では異例に失速に強いゼファーですら手に負えない風の中である事を考えると、全く問題にするレベルではない。また、大きなサイズにありがちな振り下ろしたは良いけど、戻ってくれないという事も無い。さすがにジャンプは出来ないけど、カイトを上に振り上げると、力強いリフトがぐっと体を持ち上げる。また、カイトを落としてしまった場合でもブローが入るタイミングを見計らえば、通常の離陸、バックリランチとも全く問題無く出来る。微風性能に関しては、まずゼファー以上の評価が与えられるだろう。
(続く 次回は強風性能と改造コントロール・バー)