2009年10月1日木曜日

ゼファー・インプレ

本日、無事ゼファーをテストしました。総合的な感想は”??なんだ、このカイトは?”という驚き。初めてインスティンクトを触った時の事を思い出しました。
10時に到着した時点で風は南東4〜6m。ビーチへ降りる手前の草地では風が加速しているらしく、風速計で5〜6m出ているものの、ビーチへ降りると4〜5m。まだほかのメンツが到着していないので、おっかなびっくりセルフであげてみると、走るには充分なパワーながらあっけないほど楽ちん。ぜんぜん大きなカイトをあげているという気負いを感じさせません。どうもデパワーで落ちるパワーの量がインスティンクトとは比較にならないようです。さすがに動きは少し遅さを感じますが、操作に対する反応の速さ、正確さは確かに13並。少なくとも17を飛ばしているという感覚は一切ありません。
スタートから滑走までは実にスムーズ、ほとんど一振りで進行風がかかり、安定して走り始めます。快適に走りながらふと「これ普通にインスティンクトと同じじゃないか???」と不安を覚えました。というのも他社の微風用モデルにありがちなトルクフルな風下への牽引が全然感じられないのです。これでは体重のある人は走れないんじゃ? と不安を覚えたところで、無意識に20cmくらいバーを押し出して乗っている事に気づきました。これが原因か? と思い、バーを引き込むととたんに猛烈なパワーがかかりボードが横滑りしそうになりました。どうもインスティンクトに慣れすぎて、自然に自分の乗りやすいポジションにバーを置いてしまう習慣がついているようです。
フロントライン・トリマーを一番伸ばした状態ではフルパワーからフルデパワーまでカイトは操作に即座に反応します。トリマーを半分引いた状態でフルデパワー時の操作に対する反応が遅くなり、トリマーをフルに引いた状態でフルデパワーにすると反応が鈍く、ストレスを感じるレベルになります。
滑走中のカイトは恐ろしく安定していて、風に強弱がある事に気づかないくらい。実際この後にスポーツ15に乗り換えて初めて結構風に強弱がある事に気がつきました。操作に対する反応は的確で、スムーズ。バーの前後操作に連動したパワーの増減も実にスムーズです。途中沖合で数分、まともに走れないくらいまで風が落ちたものの、カイトは自由に操作できるので、カイトを振り振り岸まで戻れました。
昼前後には9m/s程度まで風が上がり、11平米が普通に走るまでになりましたが、フロントライン・トリマーを半分引いた状態で快適に乗れます。暴走を気にして速度を抑える必要も無し。同じ条件でスポーツ+の15に乗ったら、暴走しそうになって焦りました。
何をやっても優等生なゼファー。飛ばしていて唯一の不安はこのトルク感の無い軽い乗り味で本当に体重のある人でも引っ張ってくれるのか? というものでしたが、遅れて登場した80kgオーバーの人がやっぱり普通に走っていました。正直インスティンクトで”なんだかいつもジャスト…”という感覚に慣れている僕ですら、「本当にこれでいいのかなぁ????」と思わせる楽ちんなカイトでした。
総合的な乗り味はインスティンクト・エッジの13にそっくり。ライトのノウハウで軽量化を施し、スポーツの5ストラット構造で作った17平米のエッジという印象。それでいて価格はライト並なのがありがたい人気の出そうな新製品です。

せっかくザクティを持っていったのにバッテリー切れで画像は撮ってこれませんでした…